(ネタバレ注意)「ななしのおろち 春」をプレイしました。

他の制作者さんの作品をやってみよう、ということで、さまざまなゲームをやってみています。
今回は、。「BLUE AZALEA」の義弓くーさんによるノベルゲーム「ななしのおろち 春」をプレイさせていただきました。
良い意味ですごくゲームらしさを感じる良い作品であったと思います。
以下、ネタバレ注意です。












プレイ時間は二時間ほどでした。プレイしてみてまず最初に感じたのは、「すごく贅沢な時間を過ごさせてもらっているなあ」ということでした。うまく言えないのですが、プレイ中はずっと「僕は今、ゲームをしている!」という感覚を持っていたんですよね。
やっている最中はその感覚がどこから来るのかよくわかっていなかったのですが。その後理由を考えてみると「この作品は、読者を楽しませる工夫が多々施されている。だから、良い意味での『商業らしさ』を感じるのだ」と思いあたりました。
例えば、緩急のメリハリがきいた文章。可愛らしいものから恐怖感をあおるものまで準備されている立ち絵。こちらの気が遠くなるほどたくさんの数が準備された顔のイラスト。さらには、丁寧に作り込まれた演出など。どの面から見ても、読者を楽しませよう、なるべく快適にプレイできるようにしようという配慮が終始されています。その手厚い作りは、贅沢さを感じさせるほどでした。こういう部分にも注意を払うというのは、僕ができていない部分です。同じ制作者として、たいへん勉強になりました。

肝心のストーリーも、かなり良かったと思います。可愛らしい絵が示す通り、日常パートは微笑ましい描写が続きます。いかにも中学生らしくていいですね。なお、彼女らの話題がちゃんと2003年頃に流行ったもので統一されている点等は感心いたしました。
本作の日常パートの他の特徴としては、パロディやメタ発言がしばしば出ることもありました。こちらは多少人を選ぶかもしれませんが、個人的には好きでした(自分自身も「セイシュン真っ盛り!」でさんざんやりましたw) パロディのネタは、結構マニアックなものもありましたね。人気作品に登場する「スカートめくり少女」はともかく、「クロスちゃん」からの「寝る」、および「祠にノート」のネタなんかは、分かる人の方がすくないかもしれないと思いましたw
さて、そうした日常パートとは打って変わって、シリアス場面はけっこう怖かったです(臆病な僕はそもそもゲーム起動のアイコンが怖かったのですが)。文章の不気味さに加えて、ビジュアル、効果音などの演出にも力が入っていました。ちなみに、怖がりの僕が一番嫌いなキャラクターは「首狩り」です。一方、一番好きになったキャラクターは十三階段さんです。頼りになる彼女に、僕は何度救われたかわかりません(笑)

まとめですが、すごくゲームらしさを持った作品で、楽しい時間を過ごすことができました。また、同じ制作者としても演出の面はたいへん勉強になりました。万人におすすめできるゲームだと思います。続編もあるようなので、そちらも時間を見てプレイしてみます。

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