(ネタバレ注意!)携帯アプリ版の「ひとかた」をプレイしました!

僕は普段他の作者の方が作ったノベルゲームの感想なんかを書かないのですが、「ひとかた」については何度も触れています。そういうわけで、今日も「ひとかた」についてです。なんと携帯アプリ版が出たという情報を聞いて、すかさずダウンロードしてプレイしてみました。前編、中編、後編に分かれているようですが、僕はとりあえず無料でプレイできる前編のみをやってみました。ネタバレされたくない方は、引き返してください。






プレイしてすぐに驚いたのは、立ち絵がついていたことです。今までのひとかたでは、書く登場人物の外見なんて想像することしかできませんでしたが、これはすごい変化ですね。アプリ版の立ち絵はかなり柔らかく描かれていますし、表情もクルクルと変わります。背景の絵も綺麗ですね。どれも原作を忠実に再現したものばかりで、かなり好感が持てました。ある人物の髪型以外は、ですけれどw
それから、ループする部分が修正されていて、退屈せずに読むことができます。同じことが繰り返される状況に主人公の南護は戸惑いますが、その様子を丁寧に描いているのは、原作よりもよい点だと思います。あとは、南護がより一般受けしそうな言動をするようになりましたね。護君は少し大人になったようで、服を脱いで体にスタンプを押したりしないキャラクターになりましたw
それでも。僕個人としては、原作の方が好きだったかなという気がします。(こういうことをあまり言いたくはないのですが)原作は、結構癖のあるゲームでした。とにかく長かったですし、強烈な表現もありましたし、シモネタも多かったですしw それは欠点といえば欠点ですが、僕の場合はそれによって物語に親しみを覚えていた部分があるのですね。だからこそ、主人公とともに一喜一憂する自分がいたのだとおもいます。アプリ版では隙がなくなったように感じますが、その分原作にはあった力強さが弱まったかな、という気がします。
あとは、やっぱり原作の音楽は物語によくあっていたと思い知らされました。アプリ版でも、物語の雰囲気に合わせて音楽がチョイスされていたと思いますが、僕は原作の方が好きだったと感じてしまいます。アプリ版に音楽を提供しておられる方々には申し訳ないのですけれど、「ひとかた」のタイトル画面には「明日への前進」がぴったりです。

思い入れのある作品だけに何だかひどいことも言ったように思いますが、総じて言えば、楽しめました。原作とアプリ版ではびっくりするくらい雰囲気が異なりますが、それも媒介が違えば当然です。「ひとかた」を携帯電話のアプリとして成立させるためには、より短く、より分かりやすく、より多くの年齢層が楽しめるように、などを重視する必要があります。そうなると、作品全体が柔らかい雰囲気になっているのは、アプリ版としては正しいことでしょう。アプリ版のクオリティは保障します。実に丁寧に作られていますので、原作が好きだった方はやってみて損はないですよ。
ただ僕が一番強調したいのは、アプリ版を気に入った方は原作もやってみてくださいということですw こちらは結構癖がありますが、実によいゲームなので、是非プレイしてみてください。

自分の好きな作品が多くの方に知られるのは嬉しいことですね。僕も負けてはいられません。今作っている物語をコツコツ完成に近づけていこうと思います。

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