「アドラー心理学入門」を読了しました。

本日は「アドラー心理学入門」を読んで感じたことを書いていきたいと思います。

アドラーと言えば、フロイト、ユングとあわせて「心理学の三大巨匠」なんて呼ばれている人物です。僕はこのところ人間の心についての書物を読むのにハマっていて、その一環で本書を手にしたのでした。
「アドラー心理学」は一時けっこう流行ったと記憶しております(現在もですかね?)。確か、堀江貴文さんもこのアドラーの言葉に共感しているという話もありましたよね。
読んでみた印象としては、自己啓発本に近いものであると感じます。人生が楽になるかもしれないヒントが書かれたものとして読むのが良いと僕は思います。
個人的に役立ちそうな考え方は、色々とありました。が、その一方で、他の人にも勧めるかと言うと簡単には勧められないですね。「合う、合わない」がある内容だと思うので、「興味があれば読んでみてもいいかもよ」という程度です。

アドラー心理学が好きな方もいるはずなので、ちょっと言いにくいのですが……。今の僕の率直な意見としては、「ちょっと押しつけがましいな」と感じました。その理論は絶対に正しいものではないはずなのに、まるで人間の真理のように語られているし。「この思考を取り入れれば幸せになれる」と言い切ってしまう点も、受け付けませんでした。

例えば目的論について。引きこもりの例で言えば、「実は、外に出ないという目的がまずあり、過去の出来事を原因ということにして引きこもっている」というケースは、確かにあるでしょう。が、だからといって「いつでも目的論が正しく、原因論は間違いだ」なんて言い切れないと思います。「目的論的な思考がある一方で、原因論的な思考もある」というケースは、いくらでもあると思います。人間の心って、そんなにシンプルにはできていないと思うんですよね。

「幸福」についても、思うところがありました。確かに、アドラー心理学によって救われた人はいるでしょうし、前よりも幸せに生きられるようになったという意見は全く否定されるものではありません。が、この思考を実践すれば誰でも幸せになれるかと言えば、そうではないと思います。「何かに縛られた生き方」って、誰にとっても絶対に不幸なんですかね? それを他人が決められるのでしょうか?
こうした、絶対とは言い切れないものを「正しいこと」として話を進めていく点が、ちょっときつかったです。

ただ、心のあり方を探る「補助線」としてこの理論を知っておくのは、ありだと思います。
例えば、生きるのがきついという人を見た時。
「この人は『課題の分離』ができなくて苦しんでいるのかもな。その部分ができると、もう少し楽に生きられるかもしれない」
という仮説を浮かべることができるようになったと思います。
また、自分個人としては、わりと本書の考え方がなじむところもあって。「この考え方は、楽に生きるためのヒントになりそうだ」という気づきも与えてもらいました。以前から僕は「他人の目を気にせず、自分の課題に集中する」ことを目指していたのですが、それを続けていこうというモチベーションも頂きました。

このように、ちょっと合わないなと感じたところもあれば、勉強になった部分もありました。いずれにせよ、アドラー心理学がどのようなものかを分かりやすく学べる1冊であることは間違いないと思います。

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