(ネタバレ注意)ノベルゲーム「しあわせの夢」をプレイしました。

本日、ネコモシャモジモさん、日隈一角さんによるノベルゲーム「しあわせの夢」をプレイさせていただきましたので感想を書かせて頂きます。以下、ネタバレ注意。



















「しあわせの夢」は、主人公の藍川藤二郎と、その先輩である千慧谷蛍の交流を描いた物語です。登場人物はほとんどこの2人のみで、先輩の「行きたいところ」を目指して車を走らせる、という内容です。こう書くと淡々とした話のようにも思えますが、僕は退屈を感じることはありませんでした。その理由のひとつとして、「年齢は8歳下の先輩と、彼女の言うことには逆らえない主人公」という設定が面白かったことがあげられるでしょう。2人を傍から見れば「一体どんな関係なんだ」と確かに思うでしょうね(笑) 

さて、そんな設定がまず目を引く本作品ですが、人物描写が実に巧みで驚かされました。ふたりはどんな人間なのかがよく伝わってきましたし、作中に描かれていないことまで浮かび上がって見えてくるようでした。読み終えるころには、新しい友人を2人得たような、そんな感覚にも陥りましたね。個人的に好きだったのは、藍川が「死にかけの金魚」のことを語るシーン。個性的ですし、かつ、藍川の特性がよくわかるエピソードだったと思いました。こういうのを、自分も書けるようになりたいですねえ……。

ラストは確かに物悲しいものです。2人は物理的にも一緒にいつづけることはできなかったし、相手に対する気持ちも一致はしませんでした。ただそれでも、2人が互いを想いあっていたのは事実だと思います。一緒ではいられないという現実の中、千慧谷は2人だけが題名を知る絵を描きます。その題名には、作者さん自身の願いも込められていたのではないかとも思いました。

立ち絵等はありませんが、ストーリー展開と人物描写の巧みさが光る作品です。
是非、多くの方にプレイしてしていただければと思います。


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