ノベルゲーム「ベルリンの船」をプレイしました。

本日、またノベルゲームをプレイしました。、「Lunaria Project」のKrimisさん制作の「ベルリンの船」です。幼馴染という関係が好きな方には特におすすめできる作品です。九州壇氏はというと、当然「ストライク」でした(笑) 
以下、ネタバレ注意。















この作品の見所は、何と言っても幼馴染みふたりの関係でしょう。
主人公と恵里香は、そばにいるのが当たり前なものとして育ってきたという設定です。成人となった今も、お互いが特別な存在であることを認識しています。しかしその一方で、肝心なところにはなかなか踏み込めないし、言い出せないんですよね。本作品では、そのもどかしい関係にキュンキュンとしてしまいました(笑) 特に好みだったのは、「一緒にドイツに暮らすか?」とか「あたしは、夕菜ちゃんのようにはできないなぁ……」といったセリフが出るシーンですね。幼馴染好きの方なら、一読の価値があると思いました。
また、ドイツが舞台という点も目新しかったと思います。現地のものと思われる写真も出てきて、まるで観光をしているような気分になれました。こうした楽しみ方ができるのも、ノベルゲームの長所ですね。

さて、同じ作者としての感想も。
立ち絵はない作品ですが、描写は丁寧であり、登場人物のやり取りが目に浮かびます。全体として抑えのきいた文章ですが、これがまた物語にマッチしていて、良い味が出ていたと思います。また、表現もお上手だと思いましたね。「裂きイカのような性格」なんて「おお、なるほど!」と感動しました(笑) 
物語については、幼馴染みのやりとりがとにかく良いです。このふたりの何気ない会話だけでも楽しく読むことができます。ただ、個人的には、読ませるための「引っ張り」がもうひとつあると更に良い物語になったのではないだろうかと思いました。というのも、のんびりと過ごすようなシーンが比較的多いので、人によっては退屈に感じてしまうかもしれません(自分のことを棚上げして偉そうに言っていますね。すみません)。例えば、ライバルプレイヤーも出して、「燃え」の要素も加えてみる、とか。弟カップルにも、もう少しドラマを加えてみる、とか。ドイツの魅力をもう少し前面に出してみる、等々……。作品の雰囲気を壊しては本末転倒ですが、そうしたアクセントがあると、より読者を物語に引き込めたように思いました。

とは言え、全体として良い作品だと感じました。余談ですが、自分も立ち絵がない作品ばかり作っていますので、励まされる思いにもなっていたりもします(笑) 
30分程度で読了できる作品でですので、皆様も是非プレイしてみてください。

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