ノベルゲーム「SOLAR MEMORY」をプレイしました。

本日は「スタジオヒビキ」のヒビキソラさんによるノベルゲーム「SOLAR MEMORY」をプレイさせていただきました。夏の田舎が舞台である、ボーイミーツガールタイプである等、ノベルゲームの王道を押さえた作品です。特にラストで素晴らしい余韻を残してくれました。以下、ネタバレ注意。



















この作品は、高校生のひと夏を描いた作品です。田舎の夏というそれだけでパワフルな舞台に、お約束のイベント(海水浴、夏祭り、花火)が繰り広げられます。ヒロインの性格も明るく、日常パートは楽しく読むことができます。このような舞台設定は言ってしまえば「王道」なんでしょうけど、やはり安定して読ませてくれると思いました。
さて、「王道」という言葉を使いましたが、本作ならではの個性もきちんと持っていたと思います。それが、「空は何者か」という疑問であり、その謎が読者を引っ張るもうひとつの力になっていたと思います。途中、推理もののような展開を見せるのも本作の特徴ですが、きちんと読んでいれば分かるというちょうど良い難易度だったと思います。彼女の設定も「夏の田舎」という舞台に似つかわしいものですよね。「よく考えられているな」と感心致しました。

そんな本作の特筆すべきところは、ラストだと思います。素晴らしい余韻を残してくれて、「本当に読んで良かった」と思わせてくれました。これは是非多くの方に味わってほしいと思いました。

気になるところをあげるとするならば、一部の心理描写ですね。例えば、主人公の母親。彼女は数分前に初めて会った空に「ずっとうちにいてもいい」と言います。女手ひとつで主人公を守ってきた彼女が迷いもせずいきなりこのように言うのはどうかな、とか。もうひとりの佐藤恵子に対する周囲の陰性感情も、(物語の整合をとるためとはいえ)ちょっと極端なように思いました。ここらへんは、少しだけ書き方を変えてみれば、共感度が全然違ったものになったと思いますので、少しもったいないと感じました。
とは言え、全体としてレベルの高い作品でした。ラストの「ただいま!」というセリフなんかはぐっときましたねえ。未プレイの方は、是非一度プレイしてみてください。

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