(ネタバレ注意)「恋はメビウス」を読みました。

エイトストーリーズもいよいよ6作目に手を出しました。今回は「恋はメビウス」を読ませていただきました。いつものように、感想、作者さん当てについて書いていこうと思います。
以下、ネタバレ注意。













まずは読者として読んだ感想を。
いわゆる「ループもの」の物語でした。史は、響が事故にあう前後の日々を繰り返し、彼を救うべく行動していきます。同じようなシーンが何度か出てくるので退屈しそうなんですが、本作は起伏がしっかりあって楽しめました。途中のどんでん返しも見事ですね。意外な事実が分かった後はクライマックスまで一直線で、特に読ませる力が強かったと感じます。エンドロール前も未来を期待させる綺麗な書かれ方をしており、読み心地が良かったです。
それぞれのキャラクターもしっかり立っていました。このシナリオでは、やはりゆかりが印象的だったと感じます。ラスト付近の彼女には、しっかり感動させられてしまいましたw
では、次に作者として。
構成作りが上手だと思います。特に、繰り返される日々を飽きさせずに読ませるバランス感覚、中盤で分かる意外な事実の作り方が優れていると感じました。
僕もいつかはループものを、と漠然と考えています。で、この作品を読んで勉強になったのは、「それぞれのループでの『目的』をしっかり提示しなければならない」ということですね。この作品は目的が明確ですので、読んでいてだれるということがありませんでした。
文章については、丁寧で読みやすいです。めちゃくちゃ凝った表現というのは出てきませんが、恋に一喜一憂する普通の高校生として史を描くのですから、このくらいの文章で適切だったと思います。
最後に作者さん当てについて。
今回は、NaGISAさんではないかな、と考えています。
まずは、共通ルートの文章が、「恋はメビウス」でも繰り返し出てくるところが根拠になりえると思います。これは、自分が作者であることを想像すればわかりやすいかもしれません。つまり、自分の作品には、いくら共通ルートにあった文章でもあまり長々とそのまま使いたくないと思うのです。同じシーンを書くにしても自分の言い回しで書いた方が、文章のリズムも保ちやすいと考えます。共通ルートと同じ表現が使われ、かつ、文章のリズムも乱れていない。これは、「共通ルートを書いた人が続きを書いた」ことを疑うのが自然なのかな、と。
また、登場人物の性格もほとんど変わっていませんよね。当初はゆかりの性格がやや違っていることがかなり気になりましたが、最後まで読めばそれもシナリオ上の設定で説明できるものだと分かりました。
他に疑う理由とすれば、登場人物たちのツッコミの入れ方ですね。「○○かよ!」というセリフは、いかにもNaGISAさんらしいと感じます。そして、極めつけは、「大吟醸と推薦を足して5で掛けてフーリエ展開したくらいよ」のセリフですねw これはやっぱり、NaGISAさん以外では書きにくい表現でしょう。
他に疑うとするならば、あいはらまひろさんでしょうか。みな、登場人物に嫌味がなく、温かい人ばかりという点は、僕の中のあいはらまひろさんのイメージにつながるところがあります。しかし、上で述べた「NaGISAさんらしさ」をあいはらまひろさんに感じたことはこれまでなかったので、それほど積極的には疑いません。
以上です。今回はこれまでのものに比べると少し自信がありますが、間違っていたらまた笑ってやってください。

エイトストーリーズのシナリオも、残るは2つ。全部読んでから読んで最終予想を立てようと思いますので、期待せずにお待ちくださいませ。

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