(ネタバレ注意!)サウンドノベル「無境迷宮」をプレイしました!

2011年に入りましてパソコンに向かう時間が減ってしまった九州壇氏です。年が変わったらこれをやるぞ、というものがありまして、ちょっとそちらを優先しておりまして……。まあ、また少ししたら新作を造り始めると思います。
さて、本日は少し前に公開された作品をプレイさせていただきました。eunoさんの「夢境迷宮」です。(HPはちょっと確認できませんでした。移動されたのかも?)ファンタジックな雰囲気と切ない余韻が光る、良い作品だったと思います。以下、ネタバレ注意です。













「夢境迷宮」は、作者さんがおっしゃるとおり、少し変わった世界が舞台になっている作品です。主人公のけいたはどうしてここにいるのかも分からなければ、女の子の正体もわからない。そんな分からない事だらけの状態から物語はスタートします。主人公は、女の子と歩きまわりながら不思議な世界に触れていくんですが、その描写が面白いなと感じました。僕が好きだったのは、いつもどこかに飛んでいってしまう人ですw きっと「こいつは何のためにいるんだ!」というツッコミをしたら負けなんでしょうw 物語の本筋とはそれほど関係がない部分がすごく魅力的だと感じました。
また、僕が特に好きだったのは、ふわふわとした世界の中にも時々現実が顔を出してくるところなんですよね。風船を割るとずいぶん世俗的な悩みが出てきたり、焼き鳥屋に行ったらにわとりが消えていたり。こういう描写があるからこそ、夢のような世界の描写が一層映えたのかな、という気がします。とはいえ、女の子の言葉遣いが急に怖くなるところは、かなりびっくりしましたけどw
ラストはかなり綺麗に終わりますし、すごく後を引く余韻があったと思います。僕の場合、読了した夜はこの作品のことで頭がいっぱいでしたw で、考えたのですが、そんな余韻を作り出せたのは、「結局分からない事が多い」からじゃないかな、と思います。主人公は戻ってこられたから、物語としては一応ハッピーエンドです。しかし、女の子はあの後どうなるのか、とか、そもそも主人公はどうしてあんな世界に入ったのか、とかは全然分かりません。結局、女の子の名前も分からずじまいですし。それは、僕らが普段見ている「夢」そのものによく似ていると思います。了解不能で、何のために存在するのかも分からない。しかし、女の子は確かにかつて生きていて、今も夢のような世界に存在し続けている。だからこそ、彼女を忘れずに生きようと思う主人公に切なさを感じるんじゃないかな、と思います。
正直に言うと中盤あたりで少し退屈を感じてしまう部分もあったのですが、物語終盤はとても良い作品だと思います。僕はこの夢のような世界を気に入ってしまいましたので、この作者さんの他の作品もプレイしてみようかな、と思います。

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