(ネタバレ注意!)サウンドノベル「この世の果てにとける雪」をプレイしました。

新作が公開されてからというもの、真面目に書いた文章が、我ながらシュールなギャグのように感じられてしまうようになった九州壇氏です。まあ、これで頑張る必要がなくなったと気楽になったのも事実ですけどねw
さて、今日は久しぶりにサウンドノベルの感想を書かせていただきます。。「れんれん堂」のmeiさんによる「この世の果てにとける雪」です。絵をお描きになるのもお好きな方のようで、素敵なイラストがふんだんに出てくる短編作品でした。以下、ネタバレ注意です。













この作品はいわゆる「病院もの」ノベルで、登場人物は余命わずかな少女とその担当医師です。10分とかからずに読み終わりましたが、良い余韻が残るストーリーだったように思います。「思い出は少しずつとけていって最後は何もなくなってしまう」と語る「ゆきの」と、「思い出はいつまでも傍にある」と考える「和泉医師」の対比には切なさを感じますね。作品のイメージに雪を使ったのも良かったと思います。
また、「上手いな」と感じさせられたのは、シーンの切り抜き方ですね。この作品は短い上に、ひとつひとつのエピソードも淡々と語られるのみです。2人を取り巻くバックグラウンドは最後まであまり分かりません。しかし、そんなエピソードを読んでいるだけで2人がどんな人間かというのがじんわりと伝わってくるのです。読み手の想像力で大きくなる物語だといえますが、そこにはシーンの選び方の上手さがあったと感じます。作者さんが絵を描くこととも関係しているんでしょうかね。僕なんかは「読者に分かってほしい症候群」の人間なので、登場人物の心情をつらつらと語ってしまう方です。ですが、この作品のようにスパッと切れ味良く描くのもカッコいいですね……。大切なシーンなんかでこういう描き方をしてみたいな、なんて思ったり(笑)
あっという間に読み終わる作品なので、感情を前後左右に揺さぶられるストーリーではないかもしれません。しかし、終わってしまった後でじんわりと心に残る作品だったと思います。この余韻を多くの人に味わっていただけたらと思います。

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