僕が好きだったサウンドノベル。(下) (ネタバレ注意)

さて、昨日の続きです。今日は第三位からご紹介していきます。ネタバレをふくみますのでご注意ください。




第三位
「8月7日の雨宿り」
 これもかなりの有名作ですが、他のものに比べると非常に短いです。なぜこれが入っているのか、と疑問に思う方もいるかもしれません。ただ、僕個人のことを言わせてもらうと、この作品に与えられた影響はかなり大きいです。
 内容はいたってシンプル。あるバス停で雨宿りをしている赤の他人の三人が、そこに忘れらている傘を譲り合う、というものです。選択肢によって色々な展開が楽しめるんですが、その結末には共通点があります。三人はそれっきりの関係で終わり、その場で別れるということです。何かその後の進展があるエンドはないのかを探したのですが、それもない。最初にそれを見たときは「なんて淡白なゲームだ」と思ったものです。しかしそのあっけなさ、寂しさがいつまでも胸に残っていました。それから少しして気づいたのですが、あれは僕らの日常生活ではよくみられることだと思ったのです。小説やゲームではいつまでも登場人物が仲良く暮らしているように想像している。また、普段の生活でも、周りの人がいつまでもいてくれるのが当たり前だと感じている。でも、それはありがたいことなんだと考えたのです。いかにも中坊が考えそうなことですけどねw ジブリを思わせるような雰囲気と、温かい余韻を感じさせてくれるゲームです。


第二位
「TRUE REMEMBRANCE」
 これこそ、ノベルゲームの有名作ですね。九州壇氏は結局のところミーハーではないかと思い始めましたw しかし、この作品は実に良かった。有名作になるだけのことはあります。
 またまたネタバレ満載で話させていただきますが、これは記憶を消す職業『封士』を生業とする黒目とその客であるラの物語です。黒目とかラとかいう名前に違和感を覚えたあなた。僕も最初は「黒目、とはどういう意味だ?」と考えてしまいましたw ただ、しばらくするとすぐに慣れましたけどね。
 どうでもいい話から始まってすみません。このゲームはオムニバス形式で話がすすんでいくのですが、どの話も綺麗にまとまっています。その中で常に流れているテーマが「記憶をなくすことは幸せか?」という問いです。純粋に物語を楽しめる上に、軸がぶれていないと感じました。登場人物も皆温かく、ラストもすっきりとしていますので、僕のあげたランキングの中では一番自信を持って皆さんにお勧めできるものだと思います。



第一位
「ひとかた」
 僕のブログを見てくださっている方なら、これが一位であることが予想できたのではないでしょうかw 完全に「ひとかた狂」である九州壇氏、このランキングでもやはり「ひとかた」が一番です。 この作品については色々と語ってしまいましたから、何を言ったところで今更といった気もするのですが。まあ、今の僕なりにもう一度感想を書かせていただきます。
 まず、純粋に面白いんですよね。作者さんいわく、物語の構成がまずあっての作品だったそうですからね、当然と言えば当然です。その構成力のおかげで、後半からはなかなか読むのをやめられなくなってしまいます。伏線も読めないこともないのですが、その解け方と主人公の葛藤が心から共感でき、もっともっと先を読みたくなります。
 また、まずシステムありきと明言している作者さんですが、それを自分なりに料理する過程で作者さんの心が反映されているんですよね。僕は、作者さんが人間の弱さへの慈しみをもっているのだろうと感じました。少し残酷な描写もありますので、先ほど紹介した「TRUE REMEMBRANCE」に比べると人を選ぶ作品だと思います。しかし、九州壇氏にとってはこの作品がサウンドノベルの頂点に君臨し続けています。興味がわいた方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか?


終わってみれば、有名作ばかりのランキングになってしまいましたね。これをミーハーと呼ばずしてなんと呼ぶw ただ、有名作になるものはそれなりの何かがあるのだと感じています。最近はすっかりやらなくなったサウンドノベルですが、久しぶりにプレイしてみたくなってしまいました。何かプレイしたらまたこちらで感想を書かせていただこうと思います。

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