彼氏と彼女の事情(2)

②大学の親友の場合
この話は多分割とブラックです。それでも良いという方のみお読みください。
まずは、親友とその彼女の性格から。親友は、実に面白くて、頼れるやつです。馬鹿なこと言いまくりだし、やるときはやる。ただ、九州壇氏が良く感じるのは、世の中の「現実」をよく分かっているな、ということ。自分も焼き鳥屋でバイトしているせいか、金の大事さは分かっているつもりですが、こいつも同じように、厳しくあるべきところはとことん厳しい、と感じる時があります。さて、その彼女についてですが。元々彼女は親友の部活の先輩です。OB会で出会い、その日のうちに告白もないまま肉体関係を持ったそうです。それから、今まで2年と4ヶ月続いています。彼女もまた、ある意味現実主義です。何しろ、親友にほぼ毎日「いつ結婚してくれるの?」と言っているらしいし。まあ今年で26歳ですから、軽い気持ちで恋愛と言うわけにはいかないのかもしれませんし。
さて、付き合い始めてから今までですが、親友はかなり彼女に振り回されてきました。彼女は少し精神的に弱いところがあって、ちょっとしたことでひどく落ち込んでしまう。うつ病のお薬や、睡眠薬なんかを毎日服用しているそうです。そういう相手と付き合っているわけですから、彼女と密接な関係である親友は、彼女の浮き沈みに合わせてあげなければならない。聞いているだけでもその大変さはすさまじいもので、包丁を持ち出してきたりとか、睡眠薬を大量に服用しようとしたりとか、リストカットをしようとしたりとか…。勘違いないように言っておきますが、彼女は全然悪い人ではありません。九州壇氏は親友と言うことで彼女さんと何度もお話ししたこともありますが、とても無邪気で明るい方という印象がありました。親友もまた、彼女のことが好きだし、結婚したいと思っている。そんな彼らですが、昨日大きな事件がありました。以下は九州壇氏が親友から聞いた話。多少の脚色があるかもしれませんが、ほぼ事実であることは間違いないです。
彼女さんが結婚にこだわり続けるため、親友は親御さんと彼女を会わせたそうです。親友、その親父、彼女の三人で話をしたそうですが、親父さんは彼女さんと話してすぐに、「君はふさわしくない」と吐き捨てた。付き合うならまだしも、結婚となると双方の家柄や財産が重要であり、それがつりあわない人とは結婚できないというわけ。それを聞いた彼女は、親友に助けを求めたそうですが、親友は一言、「そういうことだから、別れよう。」と言ったそうです。そこからは、親友の部屋は修羅場となったそうです。彼女が絶対にこの部屋を出て行かない、と言ったり、その場でリストカットしようとしたり、睡眠薬を一気に飲んだり…。それでも親父さんは「出て行かないのなら脅迫ということで警察を呼びますよ。」と一喝し、彼女を追い払ったそうです。ただ、その姿は只ならぬ様子で、親友は危なさを感じたんだとか。
彼女が出て行くと、親父さんも親友に説教したあと実家の岡山の方へ帰った。一人残った親友でしたが、しばらくするとマンションの入り口のオートロックを開けるための呼び鈴がなったそうです。彼女が、戻ってきた。慌てた親友は部屋を出て鍵を閉めると上の階に向かい、下の様子を見ていると、自分の部屋の前で彼女が何度も何度も呼び鈴を押し続けていたそうです。その隙に何とかマンションを脱出した親友は、ケータイのアドレスと電話番号を変え、友人の部屋に泊まっています。
さて、家に行ってもいない、電話番号も変えられた彼女が何をしたかといいますと。共通の知り合いである九州壇氏に電話をしてきたのです。連絡が取れないけど、知らないか。引っ越したのだろうか。行方不明と言うことでケーサツに連絡しようと思っているがどうしたらいいと思うか。別れるなら別れるで、こういう終わり方は嫌だ、絶対に慰謝料を取ってやる、などなど。時間を問わず(朝5時~夜2時)何度も何度も電話してきて、ここ二日で30回は電話された気がします。親友と連絡が取れたのは昨日の夜6時のこと。新しいケータイ番号から九州壇氏にかけてきたのです。「俺のことは、知らないの一点張りで頼む。」そういわれたのでひたすらしらばっくれ続けました。今日の朝なんかは、「本当は知っているでしょ!?」と強い口調で聞かれましたが、それでもはいとは答えられない。今の彼女はちょっと普通の状態ではないので、会わせてしまったら大変なことになりそうな気がするのです。結局、九州壇氏がピンチと言うことで親友が親御さんに「俺は実家にいることにしてくれ。」と話し、実家にもかけてくる彼女に、「息子は実家に帰らせているが、話をさせてやることは出来ない。」と話すことで、矛先が九州壇氏から実家に行ったようです。こちらへは電話が来なくなりましたが、代わりに実家の方へ電話しまくっているんじゃないかと思います。長くなりましたが、とりあえず今はあまり電話も来ていないという状況です。
九州壇氏が思ったこと
昨日の深夜、親友と彼を泊めている友人と自分の三人でラーメンを食べに行ったのですが、その時に親友がどんなことを考えているか細かく聞かせてもらいました。
「好きなのは今でも変わらない。結婚したいとも思っている。だけど、親に反対されたら、それに従わないわけには行かない。親に祝福されない相手を自分の感情だけで選べば、後々絶対後悔するに違いないから。今まで育ててくれた親を裏切るような真似をするわけにもいかないし。彼女とは、結婚できない。そう決まっているのなら、もう26歳で、はやく結婚しなければならない彼女に自分を期待させ続けた挙句最後に裏切るのは酷だから、別れるのなら今しかないと思った。二年半近く付き合っていて、今でも大好きな相手と別れるのは俺だって辛いけど、こうすることがきっと二人のためになる。」
涙ながらに、親友は苦しみを聞かせてくれました。長年彼を見てきた自分としては、彼の気持ちは良く分かるつもりです。本気で辛いんでしょう。
要は、彼とその親父さんの現実主義が彼女を拒んでいるわけです。現実主義というのは九州壇氏の中で大人の証と言うイメージがあって、無条件で正しいものとして受け入れてしまいそうになります。ですが、このケースの場合、本当にこういう方法以外に手はないのか、と考えてしまう。どうしても彼女と親御さんの双方が納得するするような結論は思いつきませんが、親友が逃げ回るこの現状をどうにかしたいと考える気持ちがあります。
好きあっているから結婚できる。それが時に間違いになることは、九州壇氏も知っているつもりでしたが、こんなに身近で体験するとは思いませんでした。彼女も親友の親御さんも話し合いが有効な方ではなさそうですし、今は時間が必要なのかもしれません。親友も、しばらくは友人の家に泊めてもらうことにするそうです。どうすればいいのか。九州壇氏がしばらく思案するテーマはそれになりそうです。

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